早稲田大学 岩田 浩康 研究室
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岩田 浩康 研とは?
人の心技体に関わる脳神経科学等の学問とロポット工学を融合することで、脳神経系の再構築まで促す人間支援機械のデザインの在り方を追求しています。身体感覚を増強するリハビリ支援RTや救急診断・癌治療ロボット、大型な建設機械を手足のように操るための知能化技術の研究開発が主なテーマです。
記事と動画
研究内容(例)
リハビリ支援
社会問題となっている脳卒中や認知症といった疾患に対して,効果的なリハビリを実現できる装置の開発に取り組んでいます.これまで脳卒中患者の下肢リハビリや半側空間無視,認知症患者のレクリエーションをテーマに研究を展開しています.各研究では患者中心設計や臨床評価を行い,現場のニーズに応えられる装置を目指しています.
スポーツ習熟支援
近年,センシング技術を駆使してスポーツ技能を「見える化」する試みが盛んに行われています. 本研究では,バスケットボールのシュートフォームや野球のバットスイング,バレーボールのスパイクレシーブといった技能に対して, 「見える化」にとどまらず,定量データに基づいた最適な技能獲得を支援するバイオフィードバック型ウェアラブルデバイスを開発しており, デバイスを利用したトレーニングによる効率的な技能向上を目指しています.
医療支援
少子高齢化に伴い医療機器に求められるニーズは多岐に渡っています. 近年,特にCTやMRI,超音波画像など医用画像モダリティを用いた画像診断や低侵襲治療は急速な技術発展を遂げています. 本研究では医用画像を用いて行われる「がん治療」と「エコー健診」を中心として医師の診断や施術を支援するロボットを開発しており, 医師・患者双方の負担を軽減しQuality of Lifeの向上を目指しております
災害対応ロボットの操作者支援
近年,日本では東日本大震災や熊本地震などの未曾有の災害が多発しています.災害現場では,放射能漏れや土砂崩れなどの二次災害の危険があるため,ロボットを災害現場から離れた遠隔地から操作する技術が期待されています.しかし,遠隔操作は非常に困難であるため,作業効率が約半分程度になることが知られています.そのため,本研究グループでは,迅速な復旧作業を行えるように,災害時に用いられるロボットを操作するオペレータの支援技術を研究しています.
ナノシート電子化応用
近年のウェアラブルデバイスの市場規模拡大に伴い,デバイスのウェアラブル化へのニーズに応えうる技術の進歩が求められています.そこで私たちは,デバイスの基材として“ナノシート”と呼ばれる厚さ数十~数百ナノメートルの高分子超薄膜に着目しました.ナノシートは,廉価に製膜可能であり,生体適合性が高いため,電子化することによって,“ウェアラブル”のさらに一歩先である “皮膚一体型”のデバイスが実現可能であると考え,ナノシート上にエレクトロニクスを実装する取組みを行っています.
【第三の腕】
近年,失われた身体の補間を目的とするのではなく,新たな身体の獲得を目的とする身体拡張技術に対する注目が高まっています. 新たな身体の獲得は,日常生活において人間が一人では行うことができない作業に対して,個別機器による対応ではなく能動的な作業支援を可能にするため, 多様な環境における作業効率の向上が期待できます. そのため,本研究では,操作者の意のままに直感的な随意制御が可能な装着型ロボットアーム【第三の腕】の提案・実機開発を行うことを目的としています.
論文(例)
相原 伸平, 石部 開, 佐武 陸史, 岩田 浩康"慣性センサデータを用いたディープラーニングによる空手動作識別手法の開発"日本機械学会論文集, vol.87, no.903, p. 21-00214, 2021年11月
Joi Oh, Fumihiro Kato, Iwasaki Yukiko, Hiroyasu Iwata"A 3D head pointer: a manipulation method that enables the spatial position and posture for supernumerary robotic limbs"ACTA IMEKO(The e-Journal of the International Measurement Confederation), vol 10, no 3,pp.81-90, 2021年10月
Jing-Chen Hong, Hao Cheng, Kazuhiro Yasuda, Hiroki Ohashi, Hiroyasu Iwata"Effects of Assisted Dorsiflexion Timing on Voluntary Efforts and Compensatory Movements: A Feasibility Study in Healthy Participants"IEEE Transactions on Neural Systems and Rehabilitation Engineering, vol 29, pp.2222-2231, DOI: 10.1109/TNSRE.2021.3119873, 2021年10月
Mitsuhiro KAMEZAKI, Hiroyasu IWATA, Shigeki SUGANO"Basic Input-Output Gain Tuning System Based on Control Input Histogram Leveling for Human-Operated Machines"IEEE/ASME Transactions on Mechatronics, , doi: 10.1109/TMECH.2021.3095059, 2021年7月